こんにちは、Nateです。
現在カナダでは日本でいう定期預金の金利が5%を超え、2023年11月は銀行によっては6%前後まできています。
そのため、よくお金の話を聞かれるので今回はカナダのお金の話をしたいと思います。
長くなるので、5つに分けて記事にしますね。
・その1:銀行と普段使う口座の種類(この記事)
・その2:クレジットカード(システム・支払)と銀行口座
・その3:TFSAとRRSP
・その4:定期預金と投資信託など(GICとmutual fund)と口座
・その5:PR保持者や目指している方(長期滞在者向け)へのまとめ記事(クレジットカードの特典検討など)
今回の記事はカナダで銀行口座を開設しようとしている方にも・役に立つ記事なので、
ワーキングホリデー等でカナダに来たばかりの方も読んでみてくださいね。
記事の最後にどの銀行がいいのかポイントも書いています。
※金融の専門家ではないので、あくまでイメージとしてお読みいただければ幸いです。
銀行と普段使う口座の種類
カナダの銀行といえば、大きな銀行が5つあります。
これらは窓口=店舗がある銀行です。
・TD
正式名称:Toronto Dominion Bank
規模的には2位の銀行で、ATMや看板や外観などは「緑」が使われることが多い銀行です。
バンクーバーのメインブランチには日本人スタッフも多数いるので、
日本人で使っている人が多いと思います。
自分もTDを使っていますので、このサイトでの例はTDを使います。
・BMO
正式名称:Bank of Montreal
ATMや看板や外観などは「青」が使われることが多い銀行です。
ShellやSafewayなどにATMがあるイメージです。
・CIBC
正式名称:Canadian Imoerial Bank of Commerce
使われている色は、一昔前までは赤と黄色のイメージでしたが、最近は白と赤のイメージです。
次の記事でも書きますが、カナダのコストコが提携しているクレジットカードはここです。
・RBC
正式名称:Royal Bank of Canada
ライオンが描かれている銀行です。
第一の銀行なんですが、なぜかあまり日本人では使っている人を見かけない気がします。
・Scotisbank
正式名称:The Bank of Nova Scotia
Sのマークの真ん中に地球儀(?)が書かれている銀行です。
ここのクレジットカードは評判がいいです。
これら5つの銀行の特徴は、店舗があるということ、
つまり、対面で口座開設ができるということです。
では、対面で口座開設ができない銀行とは??
対面で口座開設ができないというのは、
店舗がないオンライン型の銀行です。
有名なのが、2つ。
・Tangerine
正式名称:Tangerine Bank
ここは、先ほどのScotisbank系列の銀行なんです。
以前は紹介キャンペーンの特典がよかったこともあり、
若者を中心に人気がありました。
・EQ
正式名称:Equitable Bank
近年、GIC(定期預金)の金利が高く、また普通口座の金利もいいので人気になってきている銀行です。
日本人がTwitter(X)でよくつぶやいているので知っている人も多いのではないでしょうか?
ここまでが、まずは有名な銀行です。
そして、これらの銀行で多くの人が開くのが、そう「銀行口座」です!
カナダの銀行口座の種類
カナダでは一般的に、
・Chequing account
・Saving account
の2つの口座を開くことが多いです。
簡単に言うと、
Chequingがクレジットカードの引き落(※)としやATMで引き出しをするなど普段使う用の口座。
Savingが貯金用の口座ということです。
※クレジットカードの支払いを引き落としにするには必ず設定が必要です。
ここで注意しないといけないことが2点。
1点目:この口座の維持費がかかることが多いということです!
日本では銀行口座の維持費は基本的に普通の口座ならないと思います。
ただ、カナダでは何事にもお金がかかると思ってください。
この口座の維持費を$0(なし)にするには、
・口座開設のキャンペーンを使用する
・常に指定の預金額を維持する
など、銀行によって異なります。
2点目:1つ銀行のChequing Account ・ Saving Accountにも、複数の種類がある。
はい、5つぐらいある場合があるんですよ。
違いは、「デビットカード決済の回数」「ATMの使用回数=引き出し」「E-transferの使用回数」など。
Saving Accountは利子も関係してきますが、
個人的にはまずは10000ドル以上常にKeepするお金がある場合を除き
あまり気にしないでいいかと思います。
詳しい理由はこのまま次の記事もお読みください!
カナダの生活では、デビットカードかクレジットカード決済が多いです。
もちろん現金も使えますが、コロナ以降現金不可のお店も増えてきています。
※チャイナタウンなど、一部の地域では逆に現金のみというお店もあります。
またカナダのレストランでは、個別会計が基本的にできます。
そのため、日本みたいに誰かが先に払って現金で回収のようなことはほぼありません。
あったとしても、E-transferで送金することが普通です。
※チップの計算がカード払いですと支払い時に選択できて楽なんです。
【補足】
・デビットカード:
日本でも増えてきていると聞いたので知っている方もいるかもしれませんが、
デビットカードとは銀行のキャッシュカードでそのまま買い物ができるというイメージです。
買った金額は、口座からそのまま引き落としされます。
注意しないといけないのは、口座残高がマイナスになっても使える=利息が付くという点。
・E-transfer:
カナダの銀行間の送金方法。
銀行口座とEメールアドレスを連動させ、Eメールアドレスにお金を送るというシステム。
E-transferの受け取り側は、送り主からのパスワードを入力することでお金を受け取ることができます。
このパスワードを聞くのがめんどくさいという方は、パスワードなしでの受け取りも可能です。
その場合は、事前に受け取る側がAuto Depositの設定をonにする必要があります。
まとめ&ポイント
銀行を選ぶとき、さらに口座を選ぶときのポイントとして
・維持費がなるべくかからないところを選ぶ
・滞在期間や銀行口座の使い方を考えて選ぶ
・給料が小切手の場合、近くに店舗がある銀行を選ぶ
そして、もう一つ注意したいことがあるんです。
それは、クレジットカード!
もし1年で絶対に日本に変えるって方は別に気にする必要はないんですが、
1年以上いる場合は、クレジットカードを作ることをお勧めします。
なぜなら、カナダは信用社会!
クレジットカードのスコアを就職時や家の入居契約時に提出しないといけないことがあるんです。
そして、クレジットカードが最も作りやすいのが銀行のクレジットカードなんです。
それでは次の記事でクレジットカードと銀行口座の関係についてお伝えします。
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【カナダとお金 その2】クレジットカード(システム・支払)と銀行口座
こんにちは、Nateです。 前回の記事で、何となく銀行名や同じChequing口座でも複数あるっていうのが何となくお判りいただけたかと思います。 それではそのことを踏まえて、その2「クレジットカードと ...
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