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【カナダとお金 その4】定期預金と投資信託(GICとFutual fund)の運用と口座

こんにちは、Nateです。

前回の記事で、TFSAもRRSPも口座だと認識いただけたかと思います。

それではそのことを踏まえて、その4「定期預金と投資信託など(GICとMutual fund)と口座のまとめ」についてお伝えします。

※本記事は、カナダ生活に必要なお金について5つの記事に分けてお伝えしています。
その1:銀行と普段使う口座の種類
その2:クレジットカード(システム・支払)と銀行口座
・その3:TFSAとRRSPについて解説(この記事
・その4:定期預金と投資信託など(GICとMutual fund)と口座

・その5:PR保持者や目指している方(長期滞在者向け)へのまとめ記事(クレジットカードの特典検討など)

※金融の専門家ではないので、あくまでイメージとしてお読みいただければ幸いです。

GICとMutual fund

前回の記事にて、
TFSAとRRSPが口座の名前だということが分かったかと思います。

では次はGICとMutual fundです。

GICとはGuaranteed Investment Certificatesのことで、
日本でいう定期預金に近いものです。

それに対してmutual fundは投資信託です。

この2つは、「投資の商品」です。

そのほかの投資の商品としては、
個々の銘柄(会社)の株=Stock
ETF=上場投資信託
国債=government bond
などがあります。

これらの商品を買う・売る、
満期になって戻ってくる、
ことで利益が生まれます。

ではどうやって買うか、
というところがまず最初のポイントとなります。

買うということは、その商品を保持することになりますよね?
なので、
どの口座買うか
っということを考えないといけないんです。

はい、そうなんです。
今までの例で言いますと
1、Cash Accountにて買う
2、TFSAにて買う
3、RRSPにて買う

という3パターンが考えられます。

※このCash AccoutとはRRSPやTFSAではない普通の口座。
ChequingやSavingの仲間のポジションだと持ってください。
つまり、得た利益=収入に対して税金が発生します。

Cash Accountは税金の面ではメリットがないため、
多くの人は「TFSA」か「RRSP」を選ぶかと思います。

この2つのメリット等は前回の記事でお伝えしていますので、
先に進みますね。

では今回の議題であるGICとMutual fund

一番のポイントは「損する可能性がある」かどうかです。

GICの多くは購入時に、1年間で何パーセント金利が付くかが決まっています。
その固定のパーセンテージに対して、何年間続くかをはじめに選びます。

例:「$1000を預ける」「年5%」「3年間」「重利(compound)」
1000×1.05×1.05×1.05=$1157.62
つまり、3年後に$157の利益があるということです。
約15.7%UPということです。

この計算は、多くの場合GICの購入時に最初に提示されます。

ただGICの中には、金利が決まっていない株式連動型の商品もあります。
これは、年に〇%~△%内のように記載されています。
ただし注意しないといけないことがあります。
それは、最低の金利を必ず見るということです。
この最低金利が1%以下ということもあります。

実は自分もこの株式連動型のGICも持っているのですが、
コロナ以降非常にレートが悪く、
普通の4%以上の固定レートにしておけばよかったと反省しているところでもあります。
ただし、もちろん景気さえよければ最高金利は1年で10%近くあるので、
残りの期間毎年最高金利になればいいのですが、
今の現状だとわからないですよね。
※毎年、レートが変わるので1年間だけ最高となってもあとが最低近ければ意味がないんです。

このGICに対して、Mutual fund。
これは個々の株をあなたが選ぶのではなく、
投資の運営会社が株や国債を選び買って運用してくれるものです。



例として
商品名「A1000」:カナダの会社の株
商品名「A2000」:アメリカとカナダの会社の株
商品名「B5000」:アジアの会社の株
商品名「C6000」:SP500のインデックスファンド

上記のように、種類がたくさんあり、
まず商品を買う前にその商品がどの国・どの分野・どの会社の株を持っているのか
ということを確認する必要があります。

これが、初心者にとっては非常にわかりずづらく、
銀行等の人に言われるまま進められる商品を買う方が多くいるんですけど、
絶対に調べてください。

なぜなら、ここに一番のポイント・GICとの違いがあるんです。

GICとMutual fundの大事な違い

それは、
・GICは決めた年数が経過したらお金が戻ってくる!
※自動更新の設定があるものに関しては、戻ってこないでまた似たようなGICに自動で移動

・Mutual fundは売るタイミングを自分で決めないといけないという点です。

つまり、
GICは簡単に言うと買ったら放置!ですが、
Mutual fundは買った後も定期的に自分の買った商品をチェックしないといけないんです。
そして価値が上がることもあれば、もちろん下がることもあります。
上がった時に売れば利益ですが、下がった時に売れば損=赤字です。

この上がり幅がGICよりある商品がある(ハイリスクハイリターン)ということ、
商品によっては配当金がもらえるということも
GICとの違いになります。

また、Mutual fundは購入後にすぐに売ることが目的とされていないため、
商品によっては30日以内に売ったらペナルティが発生する場合などがあります。
他にも、売買の手続きに数日かかるため「今日のレートがいい」から売る・買うも難しいです。

他の違い

・1回の購入金額
GICは$1000以上から購入が可能なことが多く、
Mutual fundは$100から購入が可能なことが多いです。

・追加の購入
GICはその都度新しいGICの購入となるため、
購入時のレートが異なるのと毎回$1000が必要ということになります。

その点、Mutual fundは商品が同じなら今ある商品に追加で買う($100~)ことができます。
もちろん金額はその時のレートになります。

では口座内の表示例でみてみましょう。
まずChequing口座に$2000、Saving口座に$3000があったとします。
その場合、下記のような表示になりますよね。

ーーーーーーーー表示イメージ例 PCサイトの場合ーーーーーーーーーーーーーー

Banking  $5000
Credit     $0
Investing   $0
total    $5000

BANKING
TD ALL-INCLUDIVE BANKING PLAN   $2000
TD EVERY DAY SAVING ACCOUNT   $3000
Total  $5000

CREDIT
TD VISA CARD  $0
Total  $0

INVESTING 
TFSA Saving  $0
Total   $0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここからSaving口座からTFSAに$2000移すと
まずはTFSAの普通口座であるTFSA Savingにお金が移動します。
※この最初に移動する口座は銀行等によって名称が異なります。
ここではTFSA Savingとしています。

ーーーーーーーー表示イメージ例 PCサイトの場合ーーーーーーーーーーーーーー

Banking  $3000
Credit     $0
Investing   $2000
total    $5000

BANKING
TD ALL-INCLUDIVE BANKING PLAN   $2000
TD EVERY DAY SAVING ACCOUNT   $1000
Total  $3000

CREDIT
TD VISA CARD  $0
Total  $0

INVESTING 
TFSA Saving  $2000
Total   $2000

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上記のようになります。

そして、TFSAの$2000を使ってGICまたはMutual fundを買いたいと思います。
今回は、それぞれ$1000ずつ買うとします。
そうすると

ーーーーーーーー表示イメージ例 PCサイトの場合ーーーーーーーーーーーーーー

Banking  $3000
Credit     $0
Investing   $2000
total    $5000

BANKING
TD ALL-INCLUDIVE BANKING PLAN   $2000
TD EVERY DAY SAVING ACCOUNT   $1000
Total  $3000

CREDIT
TD VISA CARD  $0
Total  $0

INVESTING 
TFSA Saving $0
GIS TFSA $1000
Mutual fund $1000  
Total   $2000

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上記のように新たな表記ができます。
ここからまた貯金して、新たに$2000をTFSAに移し、
同じくGISとMutual fundを$1000づつ買ったとします。
そうすると

ーーーーーーーー表示イメージ例 PCサイトの場合ーーーーーーーーーーーーーー

Banking  $3000
Credit     $0
Investing   $4000
total    $7000

BANKING
TD ALL-INCLUDIVE BANKING PLAN   $2000
TD EVERY DAY SAVING ACCOUNT   $1000
Total  $3000

CREDIT
TD VISA CARD  $0
Total  $0

INVESTING 
TFSA Saving $0
GIS TFSA $1000
GIS_2 TFSA $1000
Mutual fund $2000  
Total   $4000

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上記のようになるんです。
※今回は同じMutual fundを買ったという例です。
ちがうMutual fundを買った場合は新しい別表記が加わります。

では一番重要な点です。
買いたいと思うGICやMutual fundがあった場合、
銀行までいかないといけないのか、PCでできるのかという点です。



開き方で違う?同じ金融機関のTFSA口座

実は、それは持っている「TFSA」の口座によるんです。
例えばTDバンク。

TDバンクの場合、
イメージとしてTFSAの口座でも
「銀行の担当者と一緒に見ながらできるTFSAやRRSPの口座」と
「すべて自分で選ぶTFSAやRRSPの口座」があるんです。

個人的なおすすめは「すべて自分で選ぶTFSAやRRSPの口座」のほうです。
なぜなら、GICのレートもいくつか選ぶことができ、さらにMutual fundの種類も多いんです。
それがTD Direct Investingと呼ばれるものになります。

口座維持費を無料にするために月々自動で$100移動する設定をしないといけないですが、
毎月の積立投資だと思っていると問題ないです。
なぜならTFSAは年間で$6500(2023年)ですので、
月$100でも$1200となり、上限には達しないからです。

反対に言えば、
残りの$5300を自分の好きなタイミングでTFSAに移すということになります。(上限入れたい場合)

ちなみにですが、もしTD Direct Investingで口座を開けた場合は、

ーーーーーーーー表示イメージ例 PCサイトの場合ーーーーーーーーーーーーーー

Banking  $5000
Credit     $0
Investing   $1000
total    $6000

BANKING
TD ALL-INCLUDIVE BANKING PLAN   $2000
TD EVERY DAY SAVING ACCOUNT   $3000
Total  $5000

CREDIT
TD VISA CARD  $0
Total  $0

INVESTING 
TFSA WebBroker  $1000
Total   $1000

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上記のような表示になります。
その後、上記のTFSA WebBroker  をクリックすると
TD Direct Investingの専用ページに移り
GICやMutual fundを調べたり売買ができます。

ちなみにですが、「銀行の担当者と一緒に見ながらできるTFSAやRRSPの口座」の場合、
GICやMutual fundの選択肢は少なく、
さらに個々の銘柄の株の売買はできません。

では最後になぜGICとMutual fundにフォーカスが当たっているかについて説明しますね。

なぜGICとMutual fundの表記をよく見るの?

TDの場合、
「銀行の担当者と一緒に見ながらできるTFSAやRRSPの口座」も
「すべて自分で選ぶTFSAやRRSPの口座」も
GICやMutual fundの購入時に多くは手数料がかからないんです。

一方で、TD Direct Investingでは
個々の会社の株やETFは購入時と売るときともに手数料がかかるんです。
※この手数料が持っている口座によって変わります。
例えば、口座維持費がかかる分株の売買の手数料は無料、
口座の維持費がかからないが株の売買の手数料は有料など

また、各銀行等に関しては、
その銀行の商品でもあるため銀行のWEBサイト等で特集・宣伝されるんです。

自分の場合は、
とにかくGICをTFSAで購入したいだけなので、
口座維持費がかからずGIC購入時の手数料がないところを調べ開きました。

※運用口座について
TFSAは1つの銀行・金融機関でしか開いてはいけないというルールはないはずですが、
運用できる金額は合計金額ですので、複数持ってしまうと管理が大変になるかと思います。

そのため、まずは自分が買いたい金融商品は「GIC」「Mutual fund」「個々の会社の株」なのかを考え、
それを買うことができる金融機関の口座を調べ、
手数料等も考え決めることをお勧めします。

「GIC」と「Mutual fund」のまとめ

一度購入したら、株価などは気にせず放置したいという方や
損は絶対にしたくないというは「GIC」

リスク承知でハイリターンを狙いたい、
株や経済の勉強をしていて、ある程度知識があるという方は
よく内容を選んで「Mutual fund」

ちょっとぐらいハイリターンの可能性を残しつつも、
リターンがなく損しなければいいという方は
Market Growthなどの株式連動型の「GIC」

リスクも承知の上で
アメリカやその他経済指数連動で試したいという方は
インデックス系の「Mutual fund」

リスクも承知の上で
毎月や一定の月に少しでも現金が欲しいという方は
配当金の時期や金額を調べたうえで特定の「Mutual fund」

上記があっていると思います。
※金融商品ですので、必ずご自身でリスク等を調べたうえで購入くださいね。

では次の記事にて長期滞在者(予定)の方向けのまとめについて
お伝えしたいと思います。

次の記事は現在執筆中のため出来上がり次第公開します。
すみませんが、少しお待ちください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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