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【カナダとお金 その2】クレジットカード(システム・支払)と銀行口座

2023年11月29日

こんにちは、Nateです。

前回の記事で、何となく銀行名や同じChequing口座でも複数あるっていうのが何となくお判りいただけたかと思います。

それではそのことを踏まえて、その2「クレジットカードと銀行口座」についてお伝えします。

※本記事は、カナダ生活に必要なお金について5つの記事に分けてお伝えしています。
その1:銀行と普段使う口座の種類
・その2: クレジットカード(システム・支払)と銀行口座(この記事)
その3:TFSAとRRSP
・その4:定期預金と投資信託など(GICとmutual fund)と口座

・その5:PR保持者や目指している方(長期滞在者向け)へのまとめ記事(クレジットカードの特典検討など)

今回の記事はカナダで銀行口座を開設しようとしている方にも・役に立つ記事なので、
ワーキングホリデー等でカナダに来たばかりの方も読んでみてくださいね。
記事の最後にどの銀行がいいのかポイントも書いています。

※金融の専門家ではないので、あくまでイメージとしてお読みいただければ幸いです。

クレジットカードと銀行口座

そもそも日本でクレジットカードを作るってなると
ネットサイトやショッピングセンター(ららぽーとやイオン)などよく使う場所・特典を考えて作ると思います。
また最初は10万円ぐらいが利用額上限や、年齢&年収によって限度額が上がっていくと思います。
またそれ以外の条件はあまりないかと思います。

カナダでもかなり大手のお店ではそのお店のクレジットカードがありますが、
ショッピングセンター提携のららぽーとセゾンカードのようなものは特にないんです。

そして、意外かもしれませんが新規の審査が通らないことは多々あります。
また滞在ステータスも永住権を持っていないと通らない場合もあるかと思います。

では、多くの方はどのようにして最初のクレジットカードをカナダで作るのでしょうか?
それが「銀行」が発行・提携しているクレジットカードです。

前回の記事で上げた銀行はすべてクレジットカードも発行しています。
つまり、キャッシュカードとクレジットカードの計2枚手元にあるということになるんです。
では初めてのカナダのクレジットカード、上限はいくらでしょうか?
また使い方・支払い方はどうなのでしょうか?



初めてのクレジットカードの上限は多くの場合
500ドルだと聞きます。
さらに、この500ドルを使えるようにするために担保として
500ドルをクレジットカードの口座に入れとかないといけないんです。

ここで、「???」になる方もいるかと思いますので解説していきますね。

例として
TDバンクで銀行口座「Chequing」と「Saving」の2つを開設したとします。
その場合、ネットまたはアプリで確認すると2つの口座項目がでてきます。
※カナダでは通帳はありません。すべてネットです。

そこに、TDでクレジットカードを作った場合は3つ目の口座項目が表示されるようになります。

つまり、「ChequingならChequing」の口座確認欄、
「SavingならSaving」、
「クレジットカードならクレジットカード」の
1つに対して1つの項目ページができるんです。

TDの場合は、すべての口座合計の残高も表示されますよ。
イメージとしては下記のような感じです。

ーーーーーーーー表示イメージ例 PCサイトの場合ーーーーーーーーーーーーーー

Banking  $△△
Credit     $〇〇
total    $◇◇

BANKING
TD ALL-INCLUDIVE BANKING PLAN   $〇△
TD EVERY DAY SAVING ACCOUNT   $△〇
Total  $△△

CREDIT
TD VISA CARD  $〇〇
Total  $〇〇

ーーーーーーーー表示イメージ例 アプリの場合ーーーーーーーーーーーーーー

BANKING
TD ALL-INCLUDIVE BANKING PLAN  $〇△
TD EVERY DAY SAVING ACCOUNT     $△〇
Total   $△△

CREDIT
TD VISA CARD  $〇〇
Total  $〇〇

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つまり、クレジットカードの契約がなければ「Credit」「TD VISA CARD」の欄ないということです。

また先ほど「担保」という言葉を使いました。
実はカナダのクレジットカードの支払い方は日本とは異なるんです。
日本の場合ですと、月に1回引き落としになるかと思います。
カナダの場合は、実は「いつでも支払うことできる」のです!!
※これは銀行付属のクレジットカード以外も同じです。

どういうことかといいますと、
イメージとして「クレジットカードの口座を持つ」と思ってください。
上記の例でも分かるように口座と同じように欄「TD VISA CARD 」ができます。
クレジットカードを使ったらその口座に使った分が表示されます。
この表示の上限=クレジットカードが使える金額の上限となるんです。
※マイナス表記になる銀行とプラス表記になる銀行があるので、
必ず最初に使用したときに表記をチェックしてください。

また初めから金額を入れておくこともできます。
プリペイドカードのようなイメージです。
そうすると払い忘れは防げますよね。

そして「担保」というのはその口座に常に一定の金額を入れておいてくださいねってことなんです。
例として、上限が500ドル・担保も500ドルだとします。
その場合、ずっと500ドルはクレジットカードの口座に残しておき、
使ったら使った分だけ別にクレジットカードの口座に入れないといけないということです。
なので、プリペイドカード感覚で使用したい方は常に500ドル+αの金額が
クレジットカードの口座にお金があるということです。

はじめは社会人経験のあるかたですとたった500ドルでしょ。っていうんですが、
それだけカナダ人は500ドルすら払えないぐらい使うんですよね・・・。
なので、カナダでとごはん等に行ってデビットカードしか持っていないという方がいた場合は、
過去に自己破産などをしてクレジットカードを持つことができなくなっているという可能性が高いんです。

またこの支払システムは実はすごく便利!
日本だと、10万円上限で5万使ったら
支払日が来るまで次の大きな買い物はできない・または上限額の一時的な引き上げ申請が必要になるかと思います。

カナダの場合は、
すぐに支払いができるのでお金があれば上限ぎりぎりの買い物をクレジットカードで何度もすぐにできるんです。
例:
上限額500ドルで400ドルの買い物をする=残り使用可能枠100ドル
その場で400ドルをChequing口座からクレジットカードの口座に移動させる=残り使用可能枠500ドルに戻る

この支払はすべてWEBサイトかアプリで
銀行内の金銭移動=transferで簡単にできます。
※クレジットカードの口座からChequing口座等に移動させるのは
キャッシング扱いなので気を付けてください。
支払いは必ずChequing口座またはSaving口座から
クレジットカードの口座へ、です。



しかし、あくまで買い物の上限500。
これを上げるにはクレジットスコアが必要になります。
そのクレジットスコア(ヒストリー)を作るために、
少額でいいのでたくさんクレジットカードを使い、支払いをきちんとすることが大切です。

※一部のカードでは、
担保を除きクレジットカードの口座に大目にお金が入っている場合はその分も含めて使用可能になる場合があります。
イメージとしてですが、
あくまでクレジットカードはお金を借りている状態=この借りられる金額が使用上限となります。
そのため、初めからお金を口座に入れておけばお金を借りるではなく口座の金額を使うになるため
使用可能ということになるんです。
ただし、クレジットカードの使用可能金額設定もあるので
必ずしも先にお金をクレジットカードの口座に入れたからと言って1回の決済で使えるというわけではないです。

ちなみに、銀行提携以外のクレジットカードを持っている場合、
支払いは銀行の口座ページに「BILLS」という選択欄があるので
そこから持っているクレジットカードの番号やクレジットカードの会社を入力して
金額と口座(支払元となるChequingなど)を選択すれば完了です。
大体1週間前後で支払い手続きが終わります。

もちろん、クレジットカードの設定(多くの場合はオンライン)で
自動引き落としの設定もできます。。
自分は自動引き落としの設定をしていますが、
万が一が怖いので使ったらその日のうちに支払いをします。
※引き落としに失敗したときの利息やクレジットスコアに響くのがいやなので・・・。

【補足】クレジットスコアは個人契約でコンドミニアムなど家を借りる際、
車のローン、さらには就職時に必要になるぐらい社会的な評価となるものです。
スコアが高ければ高いに越したことはありません。

さて、ここでタイトルにもある「銀行口座」についてもお伝えします。

銀行口座とクレジットカードの関係

前回の記事にもあったChequing口座ですが、
特典としてクレジットカードの年会費が無料というのがあるんです。

多くの場合、一番高い維持費のかかる(月30ドル前後)Chequing口座の特典としてついていることが多いです。
クレジットカード自体の年会費は大体年50~150ドル前後かと思います。

ここでポイントなのが、両方の維持費・年会費を無料にする方法です。
例として、TD ALL-INCLUDIVE BANKING PLAN(Chequing口座)は月に約30ドルの維持費が必要です。
ただしその特典として一部のクレジットカードの年会費が無料になります。
つまり実質として、
クレジットカードの年会費は無料となりTD ALL-INCLUDIVE BANKING PLANの月額維持費崖が必要。

このTD ALL-INCLUDIVE BANKING PLANの維持費を無料にするには
「TD ALL-INCLUDIVE BANKING PLAN」に常に5000ドル入れておく必要があります。
※月に1度でも5000ドルを切ってしまうとその月の維持費が発生します。

※半年や1年間のChequing口座の維持費が無料等のキャンペーンをしている銀行もありますよ。

はい、ここで理解された方もいるかと思いますが、
この時点で初めて口座を開設する・キャンペーンがない、
クレジットカードも欲しい・年会費や維持費はかけたくないという場合は
「Chequing口座に5000ドル」「クレジットカードの口座に500ドル」
合計5500ドルの使うことができないお金が必要となります。
※TDの例

ちなみに、カナダのクレジットカードの選ぶポイントとしてですが、
「キャッシュバック」「マイル(エアカナダ)」「商品交換系のポイント」のどれか1つがベースとなり、
それをベースに保険だったり、その他特典が付くことが多いです。

さらに入会キャンペーンでそれぞれの特典(キャッシュバックやマイルなど)のボーナスもあったりします。
注意事項として、一定の期間内に〇〇ドル以上使用等の条件もあります。
またキャッシュバック系で注意したのが、いつキャッシュバックが届く=使えるかです。
TDの場合は支払いで持っている金額はいつでも使えるのですが、
Costcoのクレジットカードの場合は1年間で貯まったキャッシュバックの金額を
1月中旬ごろに「手紙で」案内が届き、
それをCostcoにもっていくって流れになるんです。
つまり、完全帰国の時期によっては恩恵を受けることができなくなるんですよね。
※Costcoのクレジットカードは永住権・市民権の方以外は審査が難しいらしいです。

このあたりの特典系の話は
5つ目の記事「PR保持者や目指している方(長期滞在者向け)へのまとめ記事」で
一部を紹介したいと思います。

それでは次によく聞く「TFSAとRRSP」についてお伝えしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


【カナダとお金 その3】TFSAとRRSPについて解説・どっちがいい?

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