【Netflix】LGBTQ映画　アレックス ストレンジラブ の感想 Alex Strangelove

こんにちは、Nateです。

本日ご紹介する映画は

アレックス ストレンジラブ

です。

この映画は2018年にNetflixにて公開された映画です。

ちょっと気になっていたんですが、ずっと最後の1歩が踏み出せずにいたため
今回初めて観ました。

ただ、観てみてわかったんですがこれはLGBTQ映画なんですが
ストレートの方に特に観てもらいたい映画なんです。

もしかして、ラブシーンを除けば学校でLGBTQの教材・題材として使えるんじゃないかって思うぐらい
非常にいい映画かもしれないです。
若者のLGBTQへの理解をする題材にいいかもしれないです。

もちろん、いくつか微妙な点もありましたが。。。

それでは早速ストーリーと感想をお伝えします。
※ネタバレありです。

アレックス ストレンジラブのストーリー

生徒会長も務める、さえない系の男子アレックス・トゥルーラヴは
動物が大好きな高校生。

高校の隣の席に座ったクレアに一目ぼれ、
一緒に動画を作るパートナーとして
ビデオプロジェクトを始めました。

そして多くの動画を作成し、パーティーにも二人で参加。
そのうちに二人の仲はビデオ共同作成者としても成功しとてもよくなっていきました。

そんなある日、クレアの母が病院に行くことになり
その病院が有名な最先端のがんセンター。

不安なクレアの話を聞きながら
ふたりっきりで話をしているうちに交際がスタート。

そんなある日、アレックスの男友達が話をしていると
アレックスとクレアが二人で登場。

そこでアレックスが童貞だということをばらしてしまいます。

そこから始まる「初めて」作戦。
ただ、クレア曰くいつもいい感じになると事実上拒否をしているのはアレックスの方。
宗教的な理由でもクレアのことが嫌いというわけでもないのに。

そんなある日、パーティーでたまたまエリオットという青年に出会います。
エリオットはゲイ、そんな彼の過去やいろいろな話を聞くアレックス。

いい感じに話していた時にクレアが酔っ払って登場。
追い出す感じで一緒に別の場所に移動するクレアとアレックス。
その後友人のデルのせいでパーティーから帰宅しないといけない破目になり
クレアとデルの二人を連れて帰ります。

翌日、エリオットからのメールになぜか嬉しそうに返信をするアレックス。
ふたりはコンサートに行きます。
その後も仲良くなり、
エリオットのことがだんだん頭から離れなくなってきたアレックス。

「初めて」作戦の日が近づけば近づくほど
ふたりの関係が微妙な感じに。
楽しみにしているクレアとなぜか情緒が安定しないアレックス。

そんななか、クレアとの「初めて」作戦の日になり・・・・。
情緒が安定しないアレックスは「初めて」に対する緊張からなのか？
またアレックスのエリオットに対するこの気持ちの正体は？
なぜいままでクレアとその一歩を踏み出すことができなかったのか。

アレックスが今まで感じていた違和感の正体とは？？？

続きはNetflixでアレックス ストレンジラブをご覧ください。

この後、感想と最大のオチ・ネタバレについてお伝えします。

オチから考えるアレックス ストレンジラブの感想

物語の終わり方としましては、
クレアにゲイだということを告げて、後日行われるダンスパーティーでエリオットとキスをして終わります。

このアレックス ストレンジラブの一番いいところは、
カミングアウトをした後のそれぞれのキャラクターの反応と変化です。

ここに、自分がストレートの人にも見ていただきたい理由があるんです。

なぜなら、付き合っている人から「ゲイやレズビアンだと気づいたから別れて」って
もしあなたが言われた場合どうでしょうか？

人によっては怒ると思います。
人によってはショックだと思います。
人によってはトラウマになるかもしれないですね。

はい、そう思った方はLGBTQが完全に他人事だと思った方です。
自分がLGBTQだと気づくタイミングって人によって違います。
気づくのと同時に認めるタイミングもそれぞれ違います。

そのため、アレックスみたいに最初はクレア（異性）に特別な気持ちをいだいたが、
いざ付き合ってみると何か違うって違和感を感じる人って多いんです。

その時に、振り返ります。

いままでの同性の体や顔など憧れや同性として尊敬や自分と比べるような意味での興味だったのか
それとも性の対象として興味があったのかなどです。

それを認めるのがとても怖くなるのと同時に、
異性と付き合っていた場合は
相手に対しても申し訳ない気持ちがLGBTQの方にもでてきます。

これは決して相手に対する裏切りなどではないです。
初めて自分自身を理解するということです。

確かにLGBTQを隠す意味で付き合っている人もいます。
その人たちはだましですので悪いと思いますが・・・・。

ただこの映画アレックス ストレンジラブでは
この時初めて気づいた（自覚・認めた）ということですので
アレックス自身にも戸惑いあるんです。

そしてそれを受け入れてエリオットと繋いであげたクレアのやさしさ。
友人たちの変わらない態度。

映画ではみんなのいる場所で二人を繋ぎましたが、
一人に打ち明ける＝みんなに打ち明ける覚悟があるとは異なります。
そのためこの繋ぎ方だけはちょっと納得ができなんですよね。

他にビミョーな点はこの映画はLGBTQと青春ジャンルに入ると思うのですが、
最初の出だしや途中でコメディ要素もあります。
コメディならもっとコメディ色を強くしてもよかったと思いますし、
オチ的にLGBTQにフォーカスを当てるならもう少しヒューマンドラマ的に
ポップ色をなくしてもよかったと思います。

主人公たちも特別なイケメンってわけではないので
そういう意味では結構リアルな感じかと思います。

だからこそ、BLのようなきれいなストーリーではなく
リアルなストーリーのように映り教材・題材として使用していいのではないかと思いました。
当事者ではない若者たちへLGBTQを理解するにはいい映画だと思います。

観る方によってとらえ方が変わると思いますので、
是非一度アレックス・ストレンジラブご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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※カナダではU-NEXTが上陸していないため自分はNetflixを観ています。